郵便局の暑中見舞いはがき完全ガイド2026|買い方と時期・値段の注意点
夏の風物詩として長年親しまれてきた郵便局のくじ付きはがき「かもめ〜る」が廃止されて以降、「現在の郵便局では暑中見舞いはがきをどのように買えばいいのか」「値段や切手代はどう変わったのか」と疑問を持つ方が後を絶ちません。デジタルツールでの挨拶が主流となった今だからこそ、手元に届く紙の便りはビジネスや人間関係において特別な温もりと信頼をもたらすコミュニケーション手段として再評価されています。
2024年秋の郵便料金改定を経て、2026年の郵便環境は大きく変化しました。知っておくべきはがきの種類や窓口・ネットでの最新の買い方、送る時期の正確な境界線、そして失礼にあたらない文面マナーまで、元郵便窓口担当者への取材や日本郵便の公式データをもとに余すところなく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:くじ付き「かもめ〜る」は完全終了しており、現在は通常はがき(1枚85円)や季節限定の絵入りはがき(夏柄)、ネット印刷サービスを利用して送る形式に移行しています。
- 要点2:送る時期は小暑(7月7日頃)から立秋の前日(8月6日頃)までが暑中見舞いとなり、立秋(8月7日頃)を境に「残暑見舞い」へ文面を切り替えるのが鉄則です。
- 要点3:郵便局窓口での購入だけでなく、宛名印刷から投函までワンストップで完結する日本郵便のネット印刷サービスを活用することで、手間を大幅に削減できます。
【2026年最新】かもめ〜る廃止の真相と郵便局で買える暑中見舞いはがきの種類
日本郵便の公式発表資料によると、1986年から30年以上にわたり発行されていた夏のおたより郵便葉書「かもめ〜る」は、2020年夏の発行をもって終了し、2021年3月に正式廃止されました。背景には、メールやSNSの急速な普及に伴う個人間通信の激減があります。ピーク時の1990年代半ばには3億枚を超えていた発行枚数が、末期には約1億4,000万枚と半減以下に落ち込んでおり、費用対効果の悪化や販売現場の負担軽減といった構造的課題が重なった結果の経営判断でした。
では、2026年現在、郵便局で暑中見舞い用として手に入るはがきにはどのような選択肢があるのでしょうか。窓口および公式通販で購入できる主要なラインナップは以下の通りです。
- 通常はがき(無地・インクジェット紙・胡蝶蘭など):1枚85円。自宅のプリンターで印刷する場合や、手書きでイラストを描く場合の基本形です。裏面が無地のため、自由なレイアウトが可能です。
- 絵入りはがき(夏柄・季節のお便りはがき):金魚、朝顔、花火、ひまわりなどの涼しげなイラストがあらかじめ印刷されたタイプです。窓口や特設コーナーで初夏から数量限定で販売され、1枚あたり100円〜150円前後(非課税の郵便料金+印刷代・台紙代)で購入できます。文面を手書きで添えるだけで風情ある挨拶状が完成します。
- 私製はがき+夏向け慶弔切手・グリーティング切手:文房具店や雑貨店で購入したお好みの私製はがきに、郵便局で購入した85円の季節限定グリーティング切手(夏柄)を貼って投函するスタイルです。こだわりを演出したい方に根強い支持があります。
- 郵便局の総合印刷サービス(ネット印刷):日本郵便がWEB上で提供する公式サービスで、テンプレートの選択から宛名印刷、自宅への配送、または直接ポスト投函までを代行してくれます。

暑中見舞いはがきの値段と買い方|窓口・ネット印刷・コンビニの徹底比較
2024年10月1日の郵便料金改定により、通常はがきの料金は従来の63円から85円へと引き上げられました。2026年現在、暑中見舞いを送る際にかかる基本コストもこの新料金が基準となります。購入チャネルごとの特徴とコストを比較したデータは下表の通りです。
| 購入方法・サービス | 詳細・数値データ(1枚あたり) | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 郵便局窓口(通常はがき) | 85円(無地/インクジェット) | 1枚単位で購入可能 | 最も低コスト。自宅印刷や手書きをする人向け。 |
| 郵便局窓口(絵入り夏柄) | 100円〜150円前後 | セット販売(3〜5枚)または単品 | 少数枚を丁寧に手書きで送りたい場合に最適。 |
| 郵便局のネット印刷サービス | 約150円〜250円(印刷代+はがき代85円) | 注文枚数が多いほど単価低下(早期割引あり) | ビジネス利用やまとまった枚数を手軽に高品質で送る決定版。 |
| コンビニエンスストア | 85円(通常はがきのみ) | レジ窓口で販売(在庫状況に依存) | 夜間や急ぎの購入に便利だが絵柄入りはほぼ皆無。 |
具体的な買い方としては、窓口で「暑中見舞い用のインクジェットはがきを〇枚ください」あるいは「夏柄の絵入りはがきはありますか」と伝えるだけです。郵便局のネット印刷サービスを利用する場合は、会員登録後に豊富なテンプレートからデザインを選び、挨拶文をカスタマイズして宛名データをアップロードすれば、注文から数日で相手先に直接投函または自宅配送されます。
送る時期はいつからいつまで?暑中見舞いと残暑見舞いの切り替え時期
暑中見舞いを作成・手配する上で、最も失敗しやすいのが「投函する時期」のルールです。二十四節気の暦と地域の気候に基づいた伝統的なマナーが存在します。
- 暑中見舞いを送る時期:小暑(7月7日頃)〜立秋の前日(8月6日頃)
※実務的には梅雨明けが発表された地域から順次送るのが一般的とされています。梅雨明け前のジメジメした時期に届くと違和感を持たれることがあるため、7月中旬〜下旬に相手へ届くように手配するのがベストプラクティスです。 - 残暑見舞いへの切り替え時期:立秋(8月7日頃)〜8月末(遅くとも白露の前日・9月7日頃まで)
暦の上で「立秋」を迎えた瞬間から、どんなに厳しい猛暑が続いていても時候の挨拶は「残暑見舞い」へと切り替わります。
8月初旬に投函する場合、郵送日数の関係で相手の手元に届くのが8月7日(立秋)を過ぎてしまう可能性があります。投函日が8月4日〜5日を跨ぐ場合は、最初から「残暑お見舞い申し上げます」の文面で作成しておくのが大人のスマートな配慮です。

【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
SNSや大手掲示板、Q&Aサイトの声を検証すると、かもめ〜る廃止直後は「くじ付きの楽しみがなくなった」「窓口に行ったら通常はがきしかなくて戸惑った」という困惑の声が多く見られました。しかし、2026年現在の実態をリサーチすると、利用者の受け止め方は明確に二極化・成熟しています。
個人利用者の手記や口コミでは、「絵入りはがきの質感や風情を楽しみながら、恩師や祖父母へ年に一度の近況報告を手書きで送る時間そのものが贅沢」という声が目立ちます。一方で、個人事業主や法人顧客からは、「年賀状のやり取りを控える企業が増えた分、他社との差別化として夏に郵便局のネット印刷を使い、オリジナルロゴ入りの暑中見舞いを送ることで商談のきっかけを作れている」という現場発信の成果報告が多数寄せられています。
デジタルコミュニケーションが飽和し、メールやチャット通知が埋没しやすい現代だからこそ、物理的なポストに届く美しい絵柄のはがきは開封率100%の強力なパーソナルメディアとして機能している実態が浮き彫りになっています。
そのまま使える文面テンプレートと相手別の書き方マナー
暑中見舞いの文面は、基本構造を押さえておけば迷うことなくスムーズに作成できます。はがきの裏面は以下の5つの構成要素で組み立てるのが基本です。
- 挨拶の言葉(大きめの文字で):暑中お見舞い申し上げます(または残暑お見舞い申し上げます)
- 時候の挨拶と相手の安否を気遣う言葉:連日厳しい猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
- 自身の近況報告:おかげさまで私ども一同、息災に夏を過ごしております。
- 相手の健康を祈る結びの言葉:まだまだ暑さが続きます折、どうかご自愛専一にお過ごしください。
- 日付:令和八年 盛夏(残暑見舞いの場合は「立秋」「初秋」など)
【ビジネス向け例文】
「暑中お見舞い申し上げます。
貴社におかれましては、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
猛暑の折、皆様の健康を心よりお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
令和八年 盛夏」
【親しい知人・恩師向け例文】
「暑中お見舞い申し上げます。
日差しが一段と強くなってまいりましたが、先生におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
私どもも無事に夏を迎え、元気に過ごしております。
冷たいものの摂りすぎなどにはくれぐれもお気をつけいただき、爽やかな夏をお過ごしください。
令和八年 七月」

一般に知られていない盲点とネットの誤解
暑中見舞いに関してネット上で散見される誤解や、知っておくべき落とし穴を整理しました。
- 誤解1:「年賀状の余りを暑中見舞いに使っても良い?」
年賀はがきをお年玉くじ部分を隠して再利用するのはマナー違反です。余った年賀はがきは郵便局窓口へ持参し、所定の手数料(1枚あたり5円〜)を支払って通常はがきや切手に交換してから使用しましょう。 - 誤解2:「喪中の相手には暑中見舞いを送ってはいけない?」
暑中見舞いや残暑見舞いは「季節の健康を気遣う挨拶状」であるため、相手や自分が喪中であっても送ること自体に問題はありません。ただし、四十九日法要が終わっていない忌明け前は避け、派手な絵柄や慶事用のお祝い文言を控えて落ち着いた色合いの絵入りはがきを選ぶのが良識です。 - 誤解3:「句読点(、や。)は付けてもいいのか?」
格式高い挨拶状や毛筆の手紙では「縁を切らない」「滞りなく流れるように」という意味を込めて句読点を省く慣習があります。親しい間柄なら句読点があっても失礼にはあたりませんが、ビジネス関係や目上の方へ送る場合は改行やスペースで区切り、句読点を打たない形式に整えると洗練された印象を与えます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
郵便局の暑中見舞いはがきを活用すべきかどうかの判断基準は極めて明確です。
【選ぶべき人】
- 日頃お世話になっている恩師や遠方の親族へ、心のこもった近況報告を届けたい方
- 年賀状じまい(年賀状の廃止)を進めたものの、年に1回はアナログな接点を残したいと考えている方
- 他社との関係構築や既存顧客へのフォローにおいて、メールでは届かない特別感を演出したいビジネスパーソン
【慎重になるべき・他の手段を検討すべき人】
- 緊急の連絡やリアルタイムなレスポンスを求めている場合(LINEやビジネスチャットが適切)
- 投函時期が8月下旬を過ぎ、相手の手元に届くのが9月中旬以降になってしまう場合(秋の便りや個別連絡へ変更を推奨)
【暑中 見舞い はがき 郵便 局】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:かもめ〜るはもう郵便局で一切買えないのですか?
A1:はい。くじ付きの「かもめ〜る」は2020年発行分をもって公式に廃止されました。現在は窓口で販売されている「通常はがき(85円)」や季節限定の「絵入りはがき(夏柄)」、または日本郵便のネット印刷サービスを利用して暑中見舞いを送ります。
Q2:暑中見舞いはがきの現在の切手代・値段はいくらですか?
A2:2024年10月の郵便料金改定に伴い、通常はがき1枚の値段および切手代は85円です。窓口で販売される絵入りはがきは台紙・印刷代込みで1枚100円〜150円前後、郵便局のネット印刷サービスは印刷代+はがき代で1枚あたり150円〜250円程度(枚数や仕様により変動)となります。
Q3:暑中見舞いを準備していたのに立秋を過ぎてしまいました。どうすればいいですか?
A3:立秋(8月7日頃)を過ぎて相手に届く場合は、頭の文面を「残暑お見舞い申し上げます」に変更し、日付も「盛夏」から「立秋」または「晩夏」「初秋」に修正して送れば失礼になりません。8月末(遅くとも9月上旬)までに届くように投函してください。
Q4:郵便局のネット印刷サービスは1枚からでも注文できますか?
A4:はい、日本郵便の公式ネット印刷サービスは1枚単位から注文可能です。宛名印刷から直接投函まで代行してくれるオプションもあるため、自宅にプリンターがない方や宛名書きの時間を省きたい方にも広く利用されています。
まとめ:2026年の暑中見舞いを失敗なくスマートに送るために
「かもめ〜る」の廃止や郵便料金の改定など、暑中見舞いを取り巻く環境は移り変わっていますが、猛暑の中で相手の健康を気遣う日本の美しい思いやりの文化そのものは変わりません。2026年現在の郵便局では、目的に応じて「手軽な通常はがき」「風情ある絵入り夏柄はがき」「効率的なネット印刷サービス」を柔軟に選ぶことができます。
小暑から立秋までの適正な時期を逃さず、相手との関係性に合った適切なスタイルを選んで、涼やかな真心のこもった夏のお便りを届けてみてください。 (出典: 暑中 見舞い はがき 郵便 局(Yahoo!ニュース))